ゼロから動くものを作り出すのってとても難しいですよね・・・.ボディの設計やプログラミング,小さなロボット一つにもたくさんの知識や技術が詰まっていて,何から始めたらいいのかわからない.「必要な技術を,自分で作ったものを自由に動かしながら学べたら・・・」,そんなことを考えながら,適した教材(キット)を探していました.そんな時,Madspace Japan様と貴重なご縁があり,ロボットプログラミング学習キット「Mini Pupper(ミニぷぱ)」をご提供いただきました!そこで今回は,Mini Pupper(ミニぷぱ)の製作を通して感じたことを,私たちなりにまとめてみました.
Mini Pupper(ミニぷぱ)は「1家に1台、ロボットがある世界」をビジョンに掲げるテクノロジーカンパニー、MangDang(マンダン)Technology Co., LimitedからMakuakeにて販売されているロボットプログラミング学習キットです. 初心者からコアファンまで,ロボティクス×プログラミングの世界を思う存分楽しむことができます.
Mini Pupper(ミニぷぱ)は、パーツから組み立てる「DIY版」と、届いてすぐに遊べる「完成版」の2つのセットが販売されています.
今回私たちは,ご提供いただいたDIY版の作成を行いました.組み立てに要した時間は,3人で作業し,約15時間程度でした.ゼロからロボットを創り上げる達成感&充実感を味わいたい方におすすめです!組み立てに自信のない方,プログラミングを中心に学びたい方は完成版を手に入れるのもいいかもしれません. 表情や動きを自在にカスタマイズでき,より発展的な仕様にすることも可能です.
今回の製作はマニュアルが手元にない状態で行ったため,本来の仕様と異なるかもしれませんが,実際に自分たちで作り上げたロボットが動いた達成感はとても大きいものでした! しかし製作段階では難しい点もあり,改善していただきたいところもいくつか感じました.製作を行ってみて,私たちが感じたことは以下の通りです.
今回実際に組み立てた手順を以下に示します.
※今回はサーボモータとピンが干渉してしまったため,ピンのカバーを外し,熱収縮チューブで保護することで対処しました
※M1.4のネジが同梱されていなかったため,ディスプレイと側面のパーツは両面テープで固定しました.
キャリブレーションは,マウスで簡単に操作できます.脚をL字になるように調整します.
完成後のサイズは,座らせた(脚部を折りたたんだ状態)で約240mm,立たせた状態で約170mm程度でした.名前の通りコンパクトですね
姿勢を変えることができます.
今回「Mini Pupper(ミニぷぱ)」の製作を通して,実際に自分たちで作り上げたロボットが動作し,とても大きな達成感を得ることができました!
製作に関しては,レゴブロックやミニ四駆の発展版のような感覚で楽しく行うことができました.また普段あまり触れることの少ない軸受けや初めて見る形状のパーツに触れることができていい刺激がもらえました. ロボットの操作に関しては,コントローラを介して直感的な操作ができ,またバッテリーの持ちも良く,充電切れをあまり気にすることなく動かすことができました. 完成形には大満足ですが,個々の部品や一部の構造に少し粗が目立つといった感想です.製作段階では難しい部分も多く,改善していただきたいところもいくつか感じました.
ここで,今回私たちが製作で用いた道具を紹介します.購入を検討されている方は以下のものを事前に準備しておくと作業しやすいかもしれません.
Mini Pupper(ミニぷぱ)はとてもコンパクトでありながら,たくさんの技術が詰まったロボットです.自分がなんの技術を身に着けたいのか,どこまで深く取り組みたいのかに合わせてカスタマイズできます.動くロボットを組み立ててみたい方,プログラミングを勉強してみたい方は,是非Mini Pupper(ミニぷぱ)の購入をご検討ください!!!!!!